目薬


「最近良く目薬をさしますね」
上を向いて水滴を待つ上司をよく見る
デスクワークで目が乾くとか眠気を覚ますとか
理由は色々あるのだろうが
「可愛いですよね」
司教の手がビクリとふるえて液体がターゲットをそれ、頬を流れる
「お前な…」
じろりと睨む顔も何故か愛しい
「女にとっては目薬も化粧の一環だそうですよ」
何でも目を潤ませるためにさすんだとか。
「狙ってるでしょう」
「阿呆か」
「無意識ならなおさらタチが悪いですね」
「何を考えているんだお前は」
「貴方のことを考えていますよ」

カツーン!

「妄想も大概にしておけ」
「すみませんでした」


目薬を投げつけられて珍しく素直に引き下がる神父。