long long time ago…


無性に抱きしめたくなって手を伸ばす
子供は癇癪をおこしてじたばたともがく
たやすく引き寄せて腕の中に閉じ込めると
しばらくもがいた後静かになる
聞こえるのは自分の心音
子供は小さすぎてからか私には何の音も聞き取ることができなかった
ただその温もり
小さな手のひらが
いつの間にかぎゅっと私の服の端を握り締めている
静かに息を殺してじっと
抱きしめられることに罪悪を感じているのか
突っ立ったままかすかにしがみついている
「マクスウェル」
そんな風に怯えなくていい
愛されることに臆病な子供
やわらかい金髪を撫でる
手のひらに収まるくらいの小さな頭
うつむいた拍子にぽとりと涙が落ちた
取りすがって泣くことも知らない子供


マクスウェル少年とアンデルセン先生。
こんな大昔から大司教はツンデレ希望。