駕籠





ジェレミアが目を覚ましたのは見知らぬ部屋だった

「気が付いたか」

薄目を開けて見るとぼやける視界に懐かしい顔が写る

―ダールトン…

顔を斜めに走る傷が当人だと物語る。

前に顔を合わせたのはいつのことだろう

今は軍服ではなく臙脂のシャツ姿だ。

私服のようだが、するとここは彼の私邸ということだろうか

ぼんやりと考えを巡らせているうちに

疼くような痛みがよみがえる

どこが、というわけではなく、

身体中を内部からじりじりと焼かれるような痛み

「……っ」

声を上げようにも喉も焼けるようで

喉を押さえて体をよじる

自分は一体どうなってしまったのか…

脳裏によみがえるのはゼロの…

「ゼ…ロッ……」





「久しぶりだな」

意識を失ったジェレミアの頬を指の背でそっとなぞる

枢木スザクの事件以来色々と風当たりが強かったに違いない。

貴族と、そして軍という機関の内部で絡まり合った人間関係の中では

そういった不祥事は致命的だ。

周りから不信の眼差しを受けながらも

殿下の到着まで投げ出さずに代行を務めたのは褒めてやってもいいだろうと思うのだが…

ギルフォードにはこってり絞られたようだ。

結局の所オレンジ疑惑とは何だったのか

当人の不信な行動によって裏づけされた疑惑は

その他の証拠も何も発見できないままだ。

「まんまとゼロに謀られたな」

おそらく間違いなく。

見たところゼロは参謀タイプの敵だ。

ジェレミアは汚名を晴らさんと躍起になっているが、

根が古典的な武将タイプで真っ向勝負を好む性質とくればゼロとは相性が悪すぎる。


どのみち勝ち目の無い戦いだろう?



それならこのままここにいるといい。







無理やりな感じのダールトン×ジェレミア。
妥協して、妥当にディジェレで書こうかとも思ったけどあえてダールトンで…
年齢的にも親子ほど離れてるしどうやって絡めようかと悩みます。
もう不倫でいいか。←ダメだろう
上昇志向の強いジェレミアが出世の足がかりの一つとして旦那を選んだというか
軍務に追われてうんざりぎみの日常を送っていた旦那が若い軍人を引っ掛けたとか
って言うかなんでディジェレじゃ…何かイメージと違うんですよね。
……
馴れ初め、過去等は追々書いていく予定…(悩)

紅蓮二式で電子レンジでチン(フクシャハドウでチン)されて
車道に彷徨い出た後拾われてダールトンの旦那にに拉致、という話でした。
保護ではないので12話は戦没者(行方不明者)名簿に載っていますみたいな…(みたいなって何だそれ)