音を立てて崩れ落ちる建物
第5研究所で、どうやら賢者の石の材料にされる所だったらしい
死刑囚のはずがなんでまた無駄に生きながらえさせられているのだろうと
思わない日は無かったが
なるほどそういうことだったのだ
練成増幅剤として紅い石を使っていた自分がその材料になるなんて皮肉にも程がある。
まあ、おかげで久しぶりに新しい花火を作ることができたのだけど。
我ながらなかなかいい出来だったと思う。
それにしてもこれからどうしたものかと思う。
自由の身といえば自由の身だが囚人服に無精髭…
「この頭じゃねえ」
誰か通りかかったら身包み剥いでやろう。
と思っていたのに

「おい、あんた」

「はい?」

何故か声をかけられた。
行く所が無いなら付いて来いと。
「私は貴方を知りません」
大勢の合成獣を引き連れて
「かまわねえよ」

来な

逃げるだけ、では無さそうだと思った。
戦争でもするつもりかな?それなら楽しいんだけど…
「……」
つまらなければみんな花火にしてしまおう。
あの男も合成獣なのか…それならどんな色の花火になるだろう
考えると楽しくてついつい笑みがこぼれた。







アニ鋼グリキン馴れ初め。
無精髭に囚人服でウキウキついて行くキンブリー